RELEASE
リリース作品情報
2010
RELEASE

Sweet Voices - Fairy Girlfriends HARCO Selection

Sweet Voices - Fairy Girlfriends HARCO Selection

2010.03.03 Release¥2,300 tax inUVCA-3003

甘く優しい声の魔法、続く。
柔らかで透明感ある女性ボーカリストの楽曲を集めたコンピレーションCD誕生!

Artist:Sweet Voices - Fairy Girlfriends HARCO Selection

Title:Sweet Voices - Fairy Girlfriends HARCO Selection
Spec:2010.03.03 Release¥2,300 tax inUVCA-3003

[収録曲]
1.たのしそう かなしそう / 原田郁子
2.classroom / コトリンゴ
3.How Beautiful / 土岐麻子
4.ララルラ ラルララ(バンドバージョン) / 羊毛とおはな
5.旅をしませんか / 空気公団
6.シンシア / 原田知世
7.夏のヒーロー / YUKI
8.遠くまで / イノトモ
9.Hello again / advantage Lucy
10.海を渡る鳥 / Michiluca
11.翡翠の羽 / カルネイロ
12.曇りガラスに街が流れる / Minuano
13.Relish /ミナクマリ
14.MIMI / 嶺川貴子
15.Green Curtain House / HARQUA
16.緑のアーチ(Album Mix ) / 湯川潮音

甘く優しい声、まさに Mr. Sweet Voice ! と呼びたくなるような、男性ボーカリストたちの楽曲をレーベル間の枠組みを超えコンパイルした、今までありそうでなかったコンピレーションCD「Sweet Voices - Gentle Boyfriends」。(2009年12月リリース) この1枚を聴けば今聴くべき男性J-POPがほぼ網羅出来ているという、コアなポップスファンからポップス初心者にも優しい絶妙なラインナップで、このコンピは2009年の"草食系男子""森ガール"などのブームとも相まって、「通称:草食系男子コンピ?!」とも呼ばれたことから大きな話題を呼び、外資系CDショップを中心に大ヒットを記録しました。 そして女の子のお祭りの日、3月3日の雛祭りに待望のシリーズ第2弾!あたたかみのある優しい歌声、透明感のある柔らかな歌声の女性ボーカリストたちの楽曲を集めた「Sweet Voices - Fairy Girlfriends」のリリースが決定しました。 音楽からファッションまで、その自由でオリジナルな世界観から多くの女の子憧れのアーティストYUKIの隠れた人気曲「夏のヒーロー」(HARCO作曲のこの曲は、mixi内でこの曲単体の「夏のヒーロー」コミュがあるほど!)、御存知クラムボンの原田郁子は、疾走感溢れるソロデビュー・シングル「たのしそう かなしそう」(ohanaのメンバーでもある永積タカシ、オオヤユウスケらが参加)、土岐麻子は、本人出演で話題となったユニクロTV-CMソング「How Beautuful」、女優としての活動の他、音楽シーンでも人気の原田知世は、デビュー25周年記念アルバムより当時本人出演のドラマ主題歌としても話題となった「シンシア」のセルフカヴァーを、コトリンゴはスウィングしたくなるようなグルーヴィーなサウンドと透明感のあるファニーヴォイスが可愛らしい楽曲「classroom」、羊毛とおはなは、柔らかい羽毛のようにたおやかで美しい歌声とオーガニックなサウンドのアンサンブルが素晴らしい「ララルラ ラルララ」、 表情豊かな歌声が魅力の湯川潮音は、永積タカシ(ハナレグミ)作曲による静かな祈りにも似たデビューシングル「緑のアーチ」、イノトモはゲストボーカルに岸田繁(くるり)を迎えたスローナンバー「遠くまで」などなど、充実の収録内容。そして今作は、早耳のポップスファンの間で人気のMinuano(ミヌアノ)とカルネイロ(ex.Fonogenico)の書き下ろし新録曲を収録したデラックス仕様です。 全体の選曲&監修は前作に続き、自身もシンガーソングライターとして優しい歌声で人気のHARCOが担当。今回も新旧極上のJ-POPを織り混ぜた大充実のコンピレーションCDとなりました。根強い人気を誇るアーティスト達のお馴染みのヒット曲からレア音源、新録曲まで収録した今回も妥協なしのベスト・オブ・スウィート・ボイス!こうして集まった楽曲群を見ると、どれも良質でエヴァーグリーンなポップミュージックばかり。ポップミュージック・ファンにとって、『こんなCDが欲しかった!』というような1枚になりました。ゆるふわな雰囲気が心地良い、聴いた誰もが"ほっこりおだやかな気持ちになる" スイートでロマンチックな至福のコンピレーションCDの誕生です。

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◆ 原田郁子
1975年 福岡生まれ。クラムボンのヴォーカル&キーボード。バンド活動と並行してソロ活動も行う他、様々なミュージシャンの楽曲やライブへの参加、作詞や執筆、CM歌唱、舞台など活動は多岐に渡る。現在、1ヶ月に及ぶHIMのヨーロッパツアーに参加中。
http://www.clammbon.com/


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◆ コトリンゴ
神戸の甲陽音楽院、ボストンのバークリー音楽院を経て、2006年坂本龍一プロデュースでデビュー。透明感のあるファニーヴォイスと、坂本龍一も驚嘆するほどのピアノテクニックが織りなす世界で、各方面から注目を浴びている。2009年9月に3rd album「trick & tweet」をリリース。
http://www.10do.jp/kotringo/


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◆ 土岐麻子
Cymbalsのリードシンガーとしてデビュー。2004年の解散後「STANDARDS~土岐麻子ジャズを歌う~」をリリースし、ソロ活動をスタート。2007年rhythm zone移籍第1弾アルバ ム「TALKIN'」でメジャーデビュー。本人出演が話題となったユニクロTV-CMソング「How Beautiful」が話題となり、この楽曲も収録した2009年1月リリースのアルバ ム「TOUCH」がスマッシュヒットを記録。多数のアーティストのレコーディングへの参加、また50社以上に亘るCM音楽の歌唱やナレーション、TV番組のナビゲーター(BSフジ『Speak in Music』)を務めるなど、 声のスペシャリストとしてのキャリアも持つ。09年8月には、それらの集大成的アルバ ム「VOICE ~WORKS BEST~」をリリースし、これまで以上に精力的な活動で強い存在感を放っている。
http://www.tokiasako.com/


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◆ 羊毛とおはな
富山出身の千葉はな(Vo)と静岡出身の市川和則(Gt)によるアコースティックデュオ。2004年の結成以来、カフェなどを中心にライブ活動を展開。その存在は音楽業界だけに止まらず各方面から注目を集めている。最近ではNTT docomoのCMで流れたTHE BEATLESのカヴァー、「All You Need Is Love」が一躍話題になった。2009年7月から廻ったカフェツアーでは、各会場でSOLD OUTを続出させている。2009年12月に待望のフルオリジナルアルバム「どっちにしようかな」をリリース。
http://www.youmoutoohana.com/


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◆ 空気公団
1997年結成。現在は山崎、戸川、窪田の3人で活動中。ささやかな日常語、アレンジを細やかにおりこんだ演奏、それらを重ねあわせた音源製作を中心に据えながらも、映像を大胆に取り入れたライヴや、様々な芸術家とのコラボレーションを軸にした展覧会等、枠にとらわれないアート志向の活動を独自の方法論で続けている。
http://www.kukikodan.com/


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◆ 原田知世
1983年、映画主演デビュー以来、女優として数々の話題作に出演。シンガーとしてもコンスタントにアルバムを発表。1990年代以降、鈴木慶一やトーレ・ヨハンソンらとアルバム制作を行う。2007年、デビュー25周年記念アルバム「music & me」を発表、2008年、高橋幸宏らと新バンドpupaを結成。2009年10月、2年ぶりのアルバム「eyja」をリリースし、2010年2月より全国ツアーを開催。
http://haradatomoyo.com/


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◆ YUKI
1993年、JUDY AND MARYのヴォーカリストとしてデビュー。バンド解散後の2002年よりソロ活動を開始。先鋭的なサウンドや前衛的なビジュアルで独自の世界観を確立し、これまでに4枚のアルバムをリリース。独特の歌声、歌詞、ライブパフォーマンスからアートワークに至るまで、全てにおいて研ぎ澄まされた表現はあらゆる方面から常に注目を集めている。2010年3月、5thアルバム「うれしくって抱きあうよ」をリリース。
http://www.yukiweb.net/


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◆ イノトモ
1998年デビューのアコースティック系シンガーソングライター。 これまでに10枚のシングル、8枚のアルバムを発表。 なにげない日常の風景と、その中で生まれるささやかな心の動きを、ギターを奏でながら歌う。CMやTV番組への楽曲提供&歌唱、他アーティストのアルバムへのコーラス参加、コンピレーションアルバムへの参加も数多い。
http://inotomo.com/


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◆ advantage Lucy
1995年にLucy Van Peltとして結成。ポップソングの裏側にダークかつ、どこまでも広がるエヴァーグリーンな世界を併せ持つその魅力は老若男女を問わず国内外にも幅広いファンを持つ。2005年リリースのアルバム「Echo ParK」は4カ国で発売、2006年には、韓国と台湾の野外フェスティバルに参加。2007年には、NHKの人気アニメ、Lucy Cousinsの『スイスイフィジー』のオープニングソングを制作。CMソングやナレーション、劇団キャラメルボックスへの楽曲提供など活動は多岐にわたる。
http://www006.upp.so-net.ne.jp/advantageLucy/


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◆ Michiluca
2004年mopsy flopsyとして始動。2006年に「a beginners guide to mopsy flopsy」、2007年に「draw a circle」をリリース。ラジオなどのオンエアを始め、多数のアーティストとライブ共演し話題に。2008年8月バンド名を"Michiluca(ミチルカ)"へ改名。フリーソウル、ジャズ、フォーク、ボサノヴァなど様々な音の断片を感じさせつつ、独自の解釈によって消化したクロスオーヴァー・サウンドは、世代を超えたまさに新しいポップミュージック。最新作品はシングル「天の川」。(NHKみんなのうた 2010年2-3月度放送予定「天の川」収録)
http://www.michiluca.com/


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◆ カルネイロ
2003年Fonogenico(フォノジェニコ)として、東京を拠点にライヴ活動をスタート。これまでにシングル4枚、ミニアルバム1枚をリリース。洗練されたバックトラックに、情景の浮かぶ歌詞、柔らかくも力強い"歌モノサウンド"が高い評価を得る。現在はソロユニット"カルネイロ"として活動中。
http://www.fonogenico.com/


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◆ Minuano
パーカッショ二ストとして数々のレコーディングやライブサポートで演奏し、コンポーザーやアレンジャーとしても活躍している尾方伯郎が、Lampの榊原香保里をボーカルに全面フィーチャーしたユニット。
http://www.myspace.com/minuanomusic


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◆ミナクマリ
Sitar奏者&シンガー・ソングライター。1994年、ガールズバンド"catch-up"のギターリストとしてデビュー。インドで2年間シタール奏者モニラルナグ氏に師事し、帰国後はCharaや新居昭乃のライブ、リップスライムやGONTITIゴンザレス三上のアルバムなどに参加。2008年、ミナクマリ名義でファーストアルバム「RASA」リリース。
http://www.angelsegg.jp.org/minakumari/


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◆ 嶺川貴子
L⇔Rを経て、1995年に本格的なソロ活動を開始。バッファロー・ドーターなどの音響系ユニットとのコラボレーションにより、ストレンジ&ロー・ファイなサウンドを展開。彼女独特のキュートな声質とオモチャ箱をひっくり返したようなサウンド・プロダクションが、当時アメリカで起きていたオルタナティブでキッチュな雰囲気のガーリー・ムーブメントとリンクし、海外でも高く評価される。日本でもヒロミックスなどと共に1990年代のガーリー・ムーブメントの象徴的存在。これは、今の森ガール・ブームと通じるような雰囲気がある。


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◆ HARQUA
今作の選曲と監修を担当しているHARCOとQuinka,with a Yawnからなる夫婦ユニット、HARQUA(ハルカ) 。個々の活動のかたわら、HARQUAでは、"エコロジー"と"ひと"を繋ぐスローミュージックをテーマに活動中。アコースティックでナチュラルなサウンドが聴く人を優しく包み込み、童話のように思える歌詞の中に2人の 「環境」に対するささやかなメッセージが織り込まれている。ひときわ優しく、人懐っこい混声ボイスが彼らHARQUAの特徴でもある。
http://www.harcolate.com/
http://www.quinka.info/


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◆ 湯川潮音
小学校時代より東京少年少女合唱隊に所属。アイルランド留学を経た2005年メジャーデビュー。映画『リンダ リンダ リンダ』劇中で歌声を披露、2007年にはディズニー映画『ティンカー・ベル』の日本語版テーマ作詞/歌唱でも話題となった。深さと強さを併せ持つ歌声、普遍性と革新性を兼ね備えた音作りは、幅広い層から支持を受けている。
http://www.yukawashione.com/


[楽曲詳細]

01. たのしそう かなしそう / 原田郁子
クラムボンのヴォーカル&鍵盤担当の原田郁子のファースト・ソロ・シングル。オオヤユウスケを共同プロデューサーに迎え、TOKIE(B)と当時ポラリスの坂田学(ds)を加えた4人編成で奏でるシンプルなポップ・サウンド。初期クラムボンに肌合いが近い楽曲。疾走感が心地よい。繊細な感情を丁寧にすくい取った歌詞が秀逸。

02. classroom / コトリンゴ
坂本龍一が認めた才能、コトリンゴの世界がよりポップ開花した2nd アルバム「Sweet Nest」(2008)より。驚愕のピアノテクニックの他、メロディメイカ―としての才能、幅広いジャンルを自分らしさで紡ぐ自身のプロデュース感覚にいたるまで、彼女の才女ぶりは目を見張るものがある。ジャズバンド編成でスウィングしたくなるようなサウンドと透明感のあるファニーヴォイスが可愛らしい楽曲。

03. How Beautiful / 土岐麻子
ジャズだってロックだって、彼女の声にかかれば極上の"ポップス"へ。音楽活動以外にもCM音楽の歌唱やナレーションなどでも幅広く活躍。浮遊感のある声質、可憐で上品な雰囲気を漂わせる声のニュアンス、その独特の歌唱はCM界でも引く手あまた。2008年に、土岐麻子本人のCM初出演でも話題となった、さかいゆう作曲のユニクロTV-CMソング。スマッシュヒットしたこの楽曲で、お茶の間の一般視聴者にも彼女の歌が浸透した。

04. ララルラ ラルララ(バンドバージョン) / 羊毛とおはな
2008年リリースのファーストアルバム「こんにちは。」から。「ララルラ ララルラ」は、春の陽だまりのようなほっこりあったなか気分になる楽曲で、おとぎ話のような歌詞の世界もチャーミング。柔らかい羽毛のようなたおやかで美しい歌声とオーガニックなサウンドのバンドアンサンブルが素晴らしい。

05. 旅をしませんか / 空気公団
七尾旅人、advantage Lucyの石坂義晴、カーネションの鳥羽修、荒井良ニ などが参加した2003年リリースのアルバム「こども」より。山下達郎に「どの曲も素晴らしい」と言わしめたほどの洗練されたサウンドが魅力。センチメンタルなメロディに、日常生活で抱く感情の繊細かつ微妙な変化、曖昧な人の心象風景を見事に切り取った詞の世界が多くのリスナーの気持ちをとらえる。

06. シンシア / 原田知世
naomi & goroの伊藤ゴローをプロデューサーに迎えたデビュー25周年記念作品「music & me」(2007年)から。鈴木慶一、高橋幸宏、キセルなどの作家陣に、ビートルズ、バカラック、大貫妙子のカヴァー曲など、彼女の涼しく澄んだ歌声が漂うまさに上質な仕上がり。「シンシア」は、かつて(97年)本人主演のNTV系列ドラマ『デッサン』の主題歌であり、その楽曲のセルフカヴァーを今回は収録。ボサノヴァ風味の仕上がり。

07. 夏のヒーロー / YUKI
「夏のヒーロー」は、森ガールのバイブルともいえるテレビアニメ『ハチミツとクローバー』のオープニングテーマにもなったシングル「ふがいないや」収録曲。HARCO作曲のこの曲は、夏の終わりの季節に終わりを告げる恋の物語を描写した歌詞の世界観に共感するリスナーが多数、発売当時からとても人気が高く、mixi内でこの曲単体の「夏のヒーロ―」コミュニティが存在するほど!隠れた名曲の収録である。

08. 遠くまで / イノトモ
デビュー10周年にリリースされた名盤「夜明けの星」から。くるりの岸田繁が歌とギターで参加したこの楽曲「遠くまで」 で、新たな世界を開いた。のびやかで、飾り気のない歌声が心地良い。70年代フォーク/ロックを基調としたシンガー・ソングライター的スタンスで、何気ない日常の断片を描いた歌詞は、どこかノスタルジック。

09. Hello again / advantage Lucy
2008年リリースの「飛び立った7頭の蝶たち」より。この曲は、Vo.のアイコがドラムを叩き、ギターの石坂が12弦ギターを弾いている。柔らかなサウンドと凛としたボーカルが人気のライブでの定番曲。あたりまえのように陰と陽が隣りあわせに同居するルーシーが描くポップソングの世界を表現する楽曲。

10. 海を渡る鳥 / Michiluca
原田郁子やおおはた雄一をはじめ各方面から高い評価を得ているMichilucaのファーストミニアルバム「ミチルカ」からの人気曲。フリーソウル、ジャズ、フォーク、ボサノヴァなど様々な音の断片を感じさせつつ、独自の解釈によって消化したクロスオーヴァー・サウンドは、世代を超えた新しいポップミュージック。メロディーとリンクした時に凄みさえ感じさせる言魂を歌い上げる天性の歌うたい、和津実(なつみ)の艶のある伸びやかでおおらかな歌声が魅力。

11. 翡翠の羽 / カルネイロ(ex.Fonogenico)
このコンピのために書き下ろした新曲を初収録!高山奈帆子のソロ・ユニット、カルネイロ(ex.フォノジェニコ)。ナチュラルでいながら、自由自在にその形や色、温度を変えてゆく表情豊かな歌声と印象的なメロディライン、過去の記憶と未来の予感を行き来するような大きなスケールを感じさせる歌詞も秀逸。情感豊かなカルネイロの音楽は、リスナーの心の中にスッと入り込み、まるで記憶の映写機のように様々な映像を浮かび上がらせる。そんな不思議な力を持つ音楽。

12. 曇りガラスに街が流れる / Minuano
ブラジリアン・ミュージック、ジャズなどを音楽的バックボーンに持つ尾方伯郎が、Lampでもお馴染みの榊原香保里をボーカルに迎え結成されたユニット、Minuano(ミヌアノ)。2010年春に発売予定のミニアルバムより、今作に先行収録!透明感ある榊原の歌声とポップなメロディーが融合し、心地よい浮遊感とノスタルジックな郷愁感あふれるサウンドを作り上げた。多彩な音色の妙と、柔らかな感触と暖かい空気感を醸し出す音世界に仕上がっている。

13. Relish /ミナクマリ
2008年リリースのファーストアルバム「RASA」より。シタールをはじめタブラなど、インドの楽器等も用いつつ、ソフトで優しい歌声と相まって、不思議で心地よい魅力に溢れる楽曲。一瞬にしてその場の雰囲気を一変させるスピリチュアルボイスとエキセントリックな音のアンサンブルが秀逸。

14. MIMI / 嶺川貴子
90年代のガーリームーブメントの代表的なミュージシャンで、海外での人気も高い。エル・アールの紅一点だった嶺川貴子が、エル・アール脱退後リリースした初ソロアルバム「CHAT CHAT」(1995年)収録曲。嶺川貴子本人による作詞作曲。ポップでテクノなサウンドに、キュートなヴォイスが見え隠れ、ウィスパー・ヴォイスの魅力炸裂。多彩なアレンジの中、自身でギターを弾いたり、おもちゃの楽器を操ったりと、なんとも不思議で遊び心に溢れた楽曲。

15. Green Curtain House / HARQUA
2008年リリースのファーストアルバム「HARQUA」から。Quinka,with a Yawnがメインボーカルをとるアップテンポな人気曲。アットホームな空気の中レコーディングされたアコースティックな響きの楽曲で、聴いていると自然と穏やかで優しい気持ちになる。現実とファンタジーが交錯するHARQUAならではの世界観も魅力。

16.緑のアーチ(Album Mix ) / 湯川潮音
作曲に永積タカシ(ハナレグミ)を迎えたデビュー曲「緑のアーチ」のアルバムヴァージョン。聴き手をふんわりと包み込むような持ち前の表情豊かな歌声を存分に披露している。"光と闇""夢と現実"相反する感覚が同居した世界観は、メルヘンチックなストーリーの中に不条理な展開や毒々しい描写が潜むグリム童話にも似て、キュートで牧歌的なその佇まいとは裏腹に、聴き手をいやおうなしに引き込んでしまう不思議な魅力に満ち溢れている。

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