Sun
Jan 13 2000
pop/rock

 日本語を全く知らないとタカコミネカワの最新アルバムFun 9 のタイトルを理解することは難しい。なぜなら日本語で“nine”にあたる言葉は“キュウ”であり、本当はこのタイトルは、“funk”という単語のように発音されるべきなのである。しかし、もしもミネカワの言葉遊びが簡単に訳せなくても、彼女の音楽的アイディアは確かに受け取ることができる。ミネカワはエンドレスギター、アナログシンセ、物言いたげで魅力溢れるメロディセンスからなる、幻想的で催眠術的な音楽をもっている細密画家である。彼女の音楽はファンクに対してステレオタイプのアプローチをしていない。例えば、“Shh Song”は、はと時計にぴったりのさえずりのようなエレクトロ・ポップのパルスを完成させている。彼女の音が非常に独自の表現形式であるがために、(プロデューサーをたてた曲である)“Plash”の優しい濾過や“Fancy Work Funk”の曲がりくねったエレクトロニクスは抵抗するのが難しいのだ。

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