Playlist
2/17/2000
by Charlie Amter

三枚目のリリース、Fun 9 (どういうわけか“funk”と発音)で、実験的なポップとフューチャー・フォークを断固として宣言している。これは、吐息まじりで、My Bloody Valentine 風の不協和音、美しいメロディー、実験的なベッドルーム・サンプリングが織りなす、不思議なアルバムである。けれど、Fun 9 は単なるキッチュにはならない、キャッチーなアルバムでもある。ミネカワは未来のロック族のためのジェット・セット・ポップを創り出している。Fun 9 におけるベストソングは、昨年のマタドールのポスターボーイであるコーネリアスと作曲、演奏されており、アルバムはシングル“Plash”だけでも買う価値はある。Squarepusherのブレークビートと日本人Kim Deal風のヴォーカルをミックスした、お気に入りのLushの歌を想像してほしい。それは今世紀のベストポップソングのうちの一曲でもあるのだ。 不運なことにコーネリアスの非凡な才能はこの録音された三トラックだけでも明らかなのだが、ミネカワは今なお克己しつつあり、救いようのないほどのドン・キホーテ的な考え、幻想的で楽観的に、残響で満たされたヴォーカルとサンプラーの内から外へ重大なマイルをかせいでいる。これはミズ・ミネカワの遊び心とねじれた心象風景が織りなす、あなたに贈られた彼女のキーボードの奥深い音楽である。微少な誤差はあるものの、Fun 9 は新しいグローバル・ポップ・アンダーグラウンドへのファンタスティックな航海なのである。

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