Daily Noxus UCSB
ぼくがお気に入りの小さな日本人ポップ・スターが最新アルバムを引っさげ、より強力になって帰還した。何曲かのコーネリアスとのコラボレイションはクールだし、このFun
9 の出来には驚くばかりだ。過去のアルバムに比べると、今回の音は豊かでより成熟したメローな感じに仕上がっており、その上、ぼくが惹かれるこの粋な女の子の醸し出す風変わりでおどけた雰囲気がさらにリアルに感じられる。例によって、ミネカワは型破りで吟味したサンプリングと生バンドの音を上手につないで、結果的にドイツのクラウトロックとフレンチポップの間テクスト的なものになっている。もちろん彼女は自分自身が持っている小さなゆがみを入れ損なってはおらず、逆にそのせいで悲しいくらい楽しめる。
ミネカワのスウィートなボーカルは、純粋な美しさをねらった電子音とスネアドラムの不協和音に同時性をもたらしている。Fun
9 は、洗練されたスキル、この愛くるしい女性にしかできないスタイルによって、先の野心的な目標が達成されている。とにかく夢のように幻惑的で壁から跳ね返るようなエネルギーの暴発するマジカル・ランドのような居心地。“Tigar”は、スロースタートで始まり、エレクトリカルでファンキーなギターリフ〜六十年代のフランス映画のサウンドトラックを思わせる気まぐれなボーカルで展開される。“Spin
Spider Spin”のアップビートではじけた曲調は、あたかも日本にいるモッズの一員であるかのように、きっとあなたの心を動かし、踊らせるだろう。Fun
fun fun squared. |
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