The Winninpeg Sun
January, 21, 2000
| 重要な事を予め言っておこう。あなたの目にどう映っても、このタイトルを“ファンナイン”と呼ばないように。プレス資料によれば、“ファンク”って発音するそうだから。ボクはどっちで呼んでも怒ったりしないけど。それはさておき、一度耳にすればピンとくるかたもいるかもしれないが、ミネカワの近作における何が日本のエレクトロ・ポップ・ワールドで脚光を浴び、リスナーの心を鷲掴みしているのかを考えた。結論。一に、ソングライティング。二に、ソングライティング。三、四がなくて五にソングライティング。そういうこと。彼女と同時代のアーティストの多くは、六十年代風を意識したゴーゴー的なノリを素直に下敷きにしつつ、ストレートに甘いアレンジを加味するタイプが多いんだけど、ミネカワはもっと多彩な音色のパレットで幅広い影響を披露してくれてる。インディーポップから、風変わりなファンク、Close
Emcountersスタイルの電子音響、ルー・リードの“Walk on the Wild Side”からのバックアップボーカルまで。こういったサウンドが巧みに選び抜かれ、実にほんわかした空気感を有するボーカルを絶妙に支えている。その世界は、とびっきりの色彩や陰影で繊細に描き出され、打ち込みと生音が同居している。どちらかといえば、彼女はピチカートファイブよりむしろチボマットに近いかもしれない。少なくとも、僕たちの耳にはそういう風に伝わります。 |
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