CD Reviews
The McGill Daily
November 25, 1999
Culture

 ファンタスティック・プラスティック・マシーンの成功のすぐ後に続いたのが、もう一人の日本人タカコミネカワである。彼女の三枚目となるアルバムFun 9 では、ステレオラブと同じ手法が多く見受けられる。ほとんど理解できないが、何故か言葉を超越して心安まる日本語ボーカルの12トラックにわたる航海である。ルー・リードの“Fantastic Voyage”にある“Walk on the Wild Side”に重ねて録音した彼女のメロディーは別のやり方であたかも小説的な作曲方法を熟知しているかのようだ。
 Fun 9 はこの音楽の天才に別の一面が見受けられる。もちろん、ミネカワの作品は非常にコンセプチュアルなものである。よく聴いてみると、厚い層となった音が、時折熱狂的なビートやギターループの下に埋もれたほんのかすかな音を生じさせているのがわかる。
2001: A Space Odyssey’s HAL からのサンプルをシームレスで紹介することは、一枚のテクノアルバムに対する容易な仕事ではない。ミネカワは簡単に彼女の日本シンセポップと評判の悪い五音進行を結び付けることをやってのけた。ミネカワは、一つのテーマを掘り下げるのではなく混ぜ合わせ、一連のメローなアンビエント・トラックであり、最も注目に値する“Fancy Work Funk”と“Soft Grafitti”をもたらした。ポップの及ぼす影響とKid Koaiaとコーネリアスと作った彼女の作品はこのアルバムのトラックのいくつかで明らかな影響を与えているが、あなたがFun 9 に耳を傾けることをやめさせることはない。このアルバムは彼女が持つ鮮やかな音楽の夢への第二のステップになるに違いない。(Gabe Flores)

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