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2年程前から木村充揮がイメージしていたバンド
CUM' CUM'、1999年10月、大阪にて結成。
ブルース、ロック、R&B、ファンクの要素を取り入れるも、ジャンルにこだわることなく自分たちのサウンドを追及するために木村充揮自身が個々に声をかけ集合した最強のメンバーである。
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木村充揮(Vo.
Guit)
言わずと知れた憂歌団のヴォーカル。92年にソロ活動も始め、現在まで4枚のソロアルバムと「ブルースギャング」、「木村くんと有山くん」をリリース。「天使のダミ声」をキャッチコピーに数々のユニットを作り、99年、10月にパーマネントバンド「CUM'
CUM'」を結成。
河内 博(Guit)
高校時代は甲子園を目指したが、気がついたらブルースの世界に吸い寄せられていた。「キングサイズ」から「ゴールドラッシュ」とブルースとロックンロールの野性味を活かしたグループで活動。ノケゾリBB悶絶ギターに定評がある。「ブルースギャング」のリードギターとしても活躍。
正木五郎(Dr)
今更説明するまでもないが「サウス・トゥ・サウス」を支えるファンキードラムで「上田正樹」、「近藤房之助」のバックも努める。木村充揮が日本で一番、信頼のおけるドラム。
渡辺けんぞう(Bass)
木村充揮のJazz ユニットで活躍しているベーシスト。木村充揮の唄を根底からバックアップするベースで絶大なる評価を得た。今回はウッドベースではなくエレキベースに持ち替えての参加である。
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巻き込まれたぜ、温かいグルーヴに
中村とうよう
録音したてのオトをテープで聞かせてもらって、たちまちしあわせな気分になった。
木村のヴォーカルがいいのは、わかってたことだけど、こんどのバンドは、特にビートがすばらしい。ゆったりと、大きくウネって、まろやかに巻き込むようなグルーヴ。ぼくはこういう音楽が大好きだ。日本人には、こういうグルーヴはなかなか出せない。アメリカのロック・バンドでも、こういうウネリが出せるのは少ない。
なるほど、憂歌団が休眠状態にある中で木村がやりたかったのはこういう音楽だったんやな、とすぐに納得がいった。
もちろん基盤はブルースだ。でも厳密な意味でのブルースらしさを日本人が必死に追求していたら、音楽が狭いものになりやすい。ブルースを捨てるのでなく、ブルースをベースにしながらもさらに幅が広くて包容力のある音楽を目指すのは、いいことだ。しかも、ここで木村がこころざしているのは、ハッピーな音楽なのではないか、とぼくは感じる。ハッピーと言っても表面
だけチョーシのいい歌なんかじゃなく、人生のあれこれを体験してきた果
てに到達できるズブトい楽観性とでもいうようなものだ。生きる自信と言ってもいいかもしれない。そんなものを、木村は歌っているような気がする。しかもそれを、大らかなウネリに乗せて。
だからここにあるのは、誰をも包み込む温かい音楽だ。カム・カム・エブリバディ。幸せなヤツも、さびしい人も、この音楽の中でホッと安らげて、でも世間からの逃避ではなくて、明日を生きる元気がもらえる(こういう言い方は安っぽいけど、ほんとにそうなんだ)。いちばん最初に聞かせてもらったぼくは、実際にしあわせな気分になれた。
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